街灯
今日気づいたことは忘れないうちに形として残しておこうと思う。
自分には青春コンプレックスがない。
それはきっと高校時代を謳歌したから。
本当に少女漫画みたいで全てを手にしてた高校生活だったと思う。
当時も、きっとこれが人生の最高点だ、青春だとふと思うくらいには充実していた。
そこから急転直下して今があるわけだけど、今の自分はあのときの光を完全に失って、でもそれも開き直って楽しんでいる。
泥酔して冬の道路で寝たり、メンヘラに沼ったり、バイトで鬱になったり、留年したり。
あのキラキラ高校生だった自分はどこにいったって感じ。
けどそんなクソみたいな今の生活も、社会人になって振り返れば輝いて見えるのかもしれない。
留年したとはいえ大学生活は後半を迎えている。
深夜の関裏はきっと大学生活そのものなんだなとよく感じる。
それは社会人になってからも不変なものだけど、いまこの大学生活を過ごす中で見るこの景色は今しか見れない。
だから静かに照らす街灯も、凍えるような寒さも、ハイライトの味も、みんなと話したことも、2ケツで駆け抜けた思い出も、ぜんぶぜんぶ脳裏に焼き付けておきたい。
先輩や高校同期は大学生活はあっという間だったって言うけどその気持ちはわからない。
この1年を振り返っても毎日が濃くて、1年前がほんとに遠い過去に感じるくらい時間がゆっくり流れている。
むしろ自分は時間がゆっくり流れているように感じる。
あと2年、まだあと2年も、この時間軸で過ごせるんだね。